大学院専攻の概要及び開講科目等について

博士前期課程・修士課程

教育学専攻(博士前期課程)

教育学専攻には教育学関連と経営教育学関連の2つの分野がある。

教育学関連分野
教育学的・教育文化学的・教育心理学的研究を目標とし、教育学の理論と実践及びその教授法・指導法を学問的に研究する。特に学校教育現場の具体的諸問題を臨床教育学的立場から研究し学校教育に生かすことを重視している。又、本学の教育相談所と連携し、発達障害者の理解と教育に向けて教育学、心理学、脳科学等の異分野から総合的に研究するカリキュラムを編成し独創的取り組みも行っている。
経営教育学関連分野
本学の経営教育学部の上に位置し、リーダーとしての資質を有し、産学能力を身につけた高度専門職業人育成を目指している。産業技術や心理及び人間環境など幅広い学識を身につけキャリア開発に関する先進的な研究を行う。

技術教育専攻(修士課程)

学校教育における「技術教育」のあり方に関する演習を軸に、広く一般普通教育の中にそれをどう位置づけるべきかを研究する。又「現在の産業・情報技術」に関する高度な知識と応用力を身につけ、さらに「人間と環境のあり方」を考察し、「企業」や「教育現場」など実用化できる能力を培う。
研究領域としては次の4分野があり、総合的な能力開発を目指している。

  1. 技術教育
    学校教育における技術科教育のあり方に関する演習を中核に据え、広く一般普通教育の中にどう位置づけるべきかについて研究する。
  2. キャリア開発
    技術と経営の面から産業能力の向上を図り、キャリア開発分野の研究課題に先進的に取り組むための能力を育てる。
  3. 産業技術
    現代の産業・情報技術に関する高度な知識と応用力を身につけ、企業や教育現場等において実際に展開していくことのできる能力を高める。
  4. 人間環境
    人間を取り巻く環境を自然・社会・文化を基本にして捉え、人間と環境のあり方を深く考究していくための研究能力を育成する。

英語英文学専攻(修士課程)

「英語」が有する本来の意味の追求のみならず、言語使用の場の持つ意味(社会的コンテクスト)や広がり(国際性)、又他言語・他文学・他文化との相互関係と比較も研究対象としている。本専攻の研究領域には、次の3分野がある。

  1. 英語学・英語教育分野
    国内外の多様な英語教育の方法論と種々の実践的技能の研究によって、優れた英語指導者を育成する。
  2. 国際文化分野
    実践的な英語力と国際的な感性を磨き、未来の国際社会で活躍できる人材を輩出する。
  3. 英米文学・文化分野
    英米文学・文化の研究を通して、「英語圏文化」を包括的に理解し、さらに高度な研究を目指す人材を育てる。

以上のように、各専攻内にはいくつかの分野が設定され、院生の適性、志望に沿った研究テーマの選定、遂行が可能なようになっている。

博士後期課程

博士後期課程は教育学専攻に属するが、技術教育専攻、英語英文学専攻の履修者も博士後期課程に進学できる。後期課程では、学則にあるように「専攻分野について、研究者として研究活動を行い、又はその他の高度に専門的な業務に従事するに必要な高度の研究能力及びその基礎となる豊かな学識を養うこと」を目的としており、計画した研究テーマに対して、担当教員の指導の下に研究を進め、博士論文をまとめる。修了必要単位の30単位は修士課程で修得しているので本課程では研究を進め、学会発表等を行い、博士論文を仕上げることが求められる。論文審査及び試験に合格すると教育学博士又は学術博士の学位が与えられる。
なお、後期課程では研究遂行、成果の学会発表などのプロセスを経て博士論文を作成する。修士課程での研究、あるいは社会人として今までの研究蓄積を生かした適切なテーマの選定は担当教員が研究及び論文の指導を行う。

修了要件

修士課程又は博士前期課程の修了の要件は、2年以上在学し、所定の授業科目について30単位以上を修得し、かつ必要な研究指導を受けた上、修士論文の審査及び最終試験に合格しなければならない。ただし、在学期間に関しては、優れた業績を上げた者については、1年以上在学すれば足りるものとする。