Ashiya Topics アクティブ・ラーニング(調査リテラシー) 教育学科⑤

Ashiya Topics は、芦屋大学の様々な取り組みについてご紹介しています。
今回は、教育学科のアクティブ・ラーニングを用いた授業をお届けします。

アクティブ・ラーニング「調査リテラシー」
 「教育調査法Ⅰ」の授業では、教育に関するさまざまな調査方法について紹介しつつ、調査結果を正しく読み、正しく実施する力、すなわち「調査リテラシー」を育成することを目指しています。なぜ「調査リテラシー」が必要かというと、世の中の調査は全てが正しく有益というわけではなく、誤りのある調査も多数混在しているからです。たとえば誇大広告がそうです。「顧客満足度No.1」といった広告をよく目にしますが、いったい何を根拠としているのか、この調査は正しいのかそうでないのか、俯瞰(ふかん)的(広い視野で見ること本授業では「ななめ読み」ともよんでいます)に見ていかないと、不利益を被ってしまうことがあります。学生が今後社会の中でよりよく生きていくためにも、「調査リテラシー」をしっかり身に付けてもらいたいと願います。本授業では、学生自身がさまざまな調査を持ち寄り、その調査を全員で俯瞰的に見ながら改善点を指摘し合っています。

 また本授業では、調査の一つ「参与観察法(研究対象である集団に調査者自身が加わる調査)」の実践も行っています。本年度は、「視力とスマホの利用時間についての調査」ということで、グループになって学内の学生のスマホ利用時間を調査してもらいました。

 本授業は、座学中心ではなく、アクティブ・ラーニング(主体的・対話的で深い学び)に基づいた体験的な学びを通じて、教育調査への理解を深めて行ってもらっています。

 さらに本授業では、卒業論文作成のノウハウについても詳しく紹介しています。特に論文を作成する際必要な論文や本の調べ方について、パソコンルームを使いながら指導しています。学生は、自身の興味・関心に基づいて、卒業論文に必要な資料を収集しています。つまり本授業は、“調査”を切り口に、学生にさまざまな力を身に付けてもらうことを目指しています。

◇授業風景
【9月】 今後の発表やPC教室を用いた作業に向けた導入





【10月】プレゼンテーション資料作成






【11月】学生による発表
 各自の調査研究を授業の中で発表しました。
 






 

◇教員紹介


阪本 美江 SAKAMOTO, Yoshie
臨床教育学部 教育学科
教授
博士(文学)
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今後の Ashiya Topics にもご期待ください。

これまでの、Ashiya Topics はこちら
教育学科①「学校訪問(インターンシップ)」
教育学科②「地域スポーツ指導者コース(留学生支援)」
教育学科③「大学生活入門(読書案内)
教育学科④「キャリアデザイン(外部講師講話)」
児童教育学科➀「ボランティア活動(募金活動)」
児童教育学科②「保育実習指導(学生作品)」

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 芦屋大学 入試広報部