夏休み明けは学校に行きたくなくなりやすい?
夏休み明けは学校に行きたくなくなりやすい?
芦屋大学 カウンセラー 中田千晶
皆様夏休みはどのように過ごしていたでしょうか?
部活やサークルで忙しかった人、アルバイトを詰め込んでいた人、友達とたくさん遊んだ人、
家でゆっくり過ごしていた人……それぞれの過ごし方があったのではと思います。
さて、そんな長い夏休みを過ごした後、学校面倒くさいなぁ・行きなくないなぁと感じる人は結構いるようです。
かくいう私もそんなタイプでした。
誰にでも起こる感覚であり、それでも私たちはなんとかエネルギーを振り絞って
また学校のある生活へと戻っていくわけですね。
一度戻ってしまえば、なんとなくまた流れに乗って学校生活を送っていくことが出来ることも多いとされています。
一方で、行きたくないという気持ちが長引いてしまい、うまく戻れない人もなかには出てきます。
そんな時にはどうしたらいいのでしょうか?
いくつか対処方法として取り組みやすいものを以下にあげておきますので、
なんとなくペースが戻らず困っている方は皆様の取り組みやすいものからぜひやってみてください。
① 生活リズムを整える
長期休暇を挟むと、起きる時間が毎日バラバラになってしまっていたりと
生活リズムが大きく崩れてしまっていることがあります。
生活リズムを一定に合わせておくことは、気持ちを整えてエネルギーを作ることにもつながりますよ。
・朝起きる時間を決めておく
・夜に強い光を浴びない
・起きたら朝日を浴びる
・朝ごはんをきちんと食べる など
一気に全部気をつけようとすると大変なので、少しずつ意識してみましょう。
② とりあえず家を出て、大学に向かう
やる気が出ないから出来ない、と考えがちな人は多いのですが、
基本的に<やる気>なんてものは待っていても出ません!
まずはやってみることが大切です。その際のハードルは低めに設定しましょう。
とりあえず家を出よう、駅まで行ってみよう、電車に乗ってみよう、学校まで行ってみよう、
教室に入ってみよう……。
そうして小さなハードルを少しずつ飛んでいるうちにゴールにたどり着いていたりします。
③ 大学に行きたくない理由や自分の困っていることを書き出す
ちゃんとしたノートやメモでなくても構わないので、とにかく自分の今感じている思いや考えていることを
紙に書き出してみましょう。
これは外在化という方法で、自分の中に溜まっているものを外に出してみてみることで
少し気持ちが軽くなったり、頭の中で考えているよりも整理がしやすくなったりする効果があります。
④ 誰かに話を聞いてもらう
③の紙に書き出す、からさらに一歩進んだ方法になります。
家族や友人など周りの信頼できる人に話を聞いてもらいながら、気持ちや考えを整理したり、
自分だけでは考えつかなかった別の方法に結び付いたりすることもあります。
現在周りに相談できる人が居ない場合は、ほっとルームや健康管理センターに1度連絡してみてください。
私もカウンセリングルームでお待ちしています。
いかがだったでしょう?
休み明け、学校に行くのが億劫になってしまうことは最初にも言った通りよくあることですが、
それが長く続き、自分では対処が難しいようでしたら1度学校で相談することも大切です。
カウンセリングルームでは、このような学校での困りごとはもちろん、生活の中で困っていることも含めて
学生の皆さんのこころのサポートを行うことができます。
何か話をしてみたいことがありましたら、ぜひお気軽に予約してみてください♪