心理学コース ※2025年度より転入学・編入学生のみ募集

学校現場で起きている心理問題に対応。人の心を理解できる教員を目指す。

学校現場で起きている心理問題に対応。人の心を理解できる教員を目指す。

取得可能な
資格・免許状
  • 中学校教諭一種免許状(社会)
  • 高等学校教諭一種免許状(公民)
  • 認定心理士(資格申請必要)
  • 准学校心理士(資格申請必要)
めざす職業
  • 中学校・高等学校教員
  • 教育・医療・福祉関連企業
  • 一般企業
  • 公務員
  • 大学院進学 など

心理学コースのポイント

心理学コースのポイント

POINT1学校現場で活躍できる心理学を専門的に学ぶことができる

芦屋大学では、教育現場で巻き起こる心理問題を専門的に学ぶことができます。「教育心理学」「発達心理学」「臨床心理学」の3領域について専門的に研究し、学校生活での人間関係や心理的課題に対応できる教員を育成します。

POINT2准学校心理士・認定心理士が取得可

心理学コースでは、「准学校心理士」「認定心理士」資格を取得することが可能です。「准学校心理士」は、カウンセリングなどによる子どもへの直接的援助を行うとともに、子どもを取り巻く保護者や教員、学校に対しても、「学校心理学」の専門的知識と技能をもって、心理教育的援助サービスを行うことを目的しています。教育現場や教育相談所、相談業務の委託などでの活躍が期待されます。また、実務経験等一定の条件を満たすことで、上位資格である「学校心理士」の取得を目指すことができます。

中学校で約16.3万人、高校で約5.1万人の生徒が不登校に
2021年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」(文部科学省)によると、中学校で欠席日数が30日を超える生徒が年間163,442人、およそ20人に1人が不登校生徒となっています。いじめや不登校、中途退学、児童虐待など、学校と関係する生徒の問題について学び、現場で対応できる教員が必要とされています。








4年間の流れと主要科目

1年次

心理学全般について理解する

心理学や教育心理学など基礎知識を学びます。

2年次

専門の心理学の基礎を習得する

心理学実験や研究法を通じて専門の心理学の手法を学びます。

3年次

専門の心理学を展開させる

少人数制クラスでカウンセリング手法を実践的に学んでいきます。

4年次

卒業論文の作成

各自の研究テーマに沿って卒業論文を作成します。

卒業時達成目標

心理学の専門的知識の獲得

教育の現場や社会で求められる心理学の知識を習得します。

注目の授業

教育心理学

教育心理学の応用的な側面を学びます。授業設計の理論や自己調整学習、パーソナリティ理論や個性の伸ばし方、不適応の児童・生徒の理解と対応などについて取り上げます。

教育心理学実験Ⅱ

教育心理学における実験的研究の基礎を習得するために、基礎的な実験を実習します。認知・学習・臨床などの領域を中心に、実験・観察・調査・心理テストなどの方法について、学習者が互いに協力しつつ実習します。

カウンセリング心理学Ⅱ

カウンセリングの理論に基づき、実際のカウンセリング場面を想定して実践的に理解を深めます。また心理アセスメントに役立てる心理テストや知能検査・心理療法を体験し、心理療法の技能を理解します。

専門演習Ⅰ(教育心理学演習)

質問紙法・調査法など教育心理学の基礎的な方法について、小グループに分かれて実践的に学びます。心理学における実証的方法の意義や心理学における法則とは何かなどを意識しつつ学びます。

専門演習(ゼミ)教育心理学・学校心理学に関する研究

教育心理学演習では、主に実験系の心理学を元にゼミを展開しています。
ゼミでは雑誌を読んで、そのまとめを発表してもらったり、討論したりしています。
最近では「児童心理」という雑誌を読んでいます。
例えば「動機づけの心理学」「自己肯定感を育てる」「レジリエントな子を育てる」あるいは「集団生活が苦手な子」など教育心理学に関係する分野の論文を中心に読んでいます。
心理学といえばカウンセリングのイメージが強いですが、心理学は、思ったより幅が広いです。例えば、ある学生は野球部で投手をしていたので「投手の心理」について研究しましたが、これは「コーチング」として不登校の生徒の指導に応用できます。