心理学コース

学校現場で起きている心理問題に対応。人の心を理解できる教員を目指す。

学校現場で起きている心理問題に対応。人の心を理解できる教員を目指す。

取得可能な
資格・免許状
  • 中学校教諭一種免許状(社会)
  • 高等学校教諭一種免許状(公民)
  • 認定心理士(資格申請必要)
  • 准学校心理士(資格申請必要)
めざす職業
  • 中学校・高等学校教員
  • 教育・医療・福祉関連企業
  • 一般企業
  • 公務員
  • 大学院進学 など

心理学コースのポイント

心理学コースのポイント

POINT1学校現場で活躍できる心理学を専門的に学ぶことができる

芦屋大学では、教育現場で巻き起こる心理問題を専門的に学ぶことができます。「教育心理学」「発達心理学」「臨床心理学」の3領域について専門的に研究し、学校生活での人間関係や心理的課題に対応できる教員を育成します。

POINT2准学校心理士・認定心理士が取得可

心理学コースでは、「准学校心理士」「認定心理士」資格を取得することが可能です。「准学校心理士」は、カウンセリングなどによる子どもへの直接的援助を行うとともに、子どもを取り巻く保護者や教員、学校に対しても、「学校心理学」の専門的知識と技能をもって、心理教育的援助サービスを行うことを目的しています。教育現場や教育相談所、相談業務の委託などでの活躍が期待されます。また、実務経験等一定の条件を満たすことで、上位資格である「学校心理士」の取得を目指すことができます。

カウンセリング技法を学ぶ

カウンセリングはクライアントに寄り添うとともに、クライアント自身が自らに向き合う場でもあります。相談の悩みや問題をどのように聴くかの技法や、心理テストや検査を実際に体験しながら、いつどのように活用するのかを学びます。

カウンセリング技法を学ぶ

中学校で約17万人、高校で約5万人の生徒が不登校に

2020年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」(文部科学省)によると、中学校で欠席日数が30日を超える生徒が年間132,771人、およそ24人に1人が不登校生徒となっています。いじめや不登校、中途退学、児童虐待など、学校と関係する生徒の問題について学び、現場で対応できる教員が必要とされています。

4年間の流れと主要科目

4年間の流れと主要科目

1年次
教職科目
  • 教育学概論Ⅰ【中等】
  • 教育学概論Ⅱ
  • 教育心理学Ⅰ【中等】
  • 教育心理学Ⅱ
  • 教職論【中等】
教科に関する科目(社会)
  • 哲学概論Ⅰ・Ⅱ
教科に関する科目(公民)
  • 哲学概論Ⅰ・Ⅱ
専用教養科目
  • 教育の文学
  • 特別支援教育総論
実習  
2年次
教職科目
  • 教育の方法と技術【中等】
  • 教育方法学
  • 教育行政学【中等】
  • 道徳教育の指導法【中等】
  • 特別活動の指導法【中等】
教科に関する科目(社会)
  • 外国史概論Ⅰ・Ⅱ
  • 倫理学概論Ⅰ・Ⅱ
  • 地理学概論Ⅰ・Ⅱ
  • 経済学概論Ⅰ・Ⅱ
  • 法律学概論Ⅰ・Ⅱ
  • 教育社会学
教科に関する科目(公民)
  • 法律学概論Ⅰ・Ⅱ
  • 発達心理学Ⅰ・Ⅱ
  • 教育社会学
  • 経済学概論Ⅰ・Ⅱ
  • 倫理学概論Ⅰ・Ⅱ
  • 国際政治学Ⅰ・Ⅱ
専用教養科目
  • 教育方法の文学
  • 都市社会学Ⅰ・Ⅱ
  • 日本教育史Ⅰ・Ⅱ
  • 世界教育史Ⅰ・Ⅱ
  • 教育心理学研究Ⅰ・Ⅱ
  • 教育心理学実験Ⅰ・Ⅱ
  • 児童心理学Ⅰ・Ⅱ
  • 発達心理学Ⅰ・Ⅱ
実習  
3年次
教職科目
  • 中等教科教育法(社会)
  • 中等教科教育法(公民)
  • 生徒・進路指導の理論と方法【中等】
  • 教育相談の理論と方法【中等】
  • 教育課程論【中等】
教科に関する科目(社会)
  • 政治学概論Ⅰ・Ⅱ
  • 日本史概論Ⅰ
  • 社会学概論Ⅰ・Ⅱ
  • 宗教学概論Ⅰ・Ⅱ
  • 教育哲学Ⅰ・Ⅱ
教科に関する科目(公民)
  • 国際法Ⅰ・Ⅱ
  • 宗教学概論Ⅰ・Ⅱ
  • 政治学概論Ⅰ・Ⅱ
  • 教育哲学Ⅰ・Ⅱ
  • 国際政治学Ⅰ・Ⅱ
  • 社会学概論Ⅰ・Ⅱ
専用教養科目
  • 家庭教育論Ⅰ・Ⅱ
  • 教育哲学Ⅰ・Ⅱ
  • 社会教育論Ⅰ・Ⅱ
  • カウンセリング心理学Ⅰ・Ⅱ
  • 社会思想史Ⅰ・Ⅱ
  • 人文地理学Ⅰ
  • 自然地理学
実習
  • 教育実習事前・事後指導
  • 教育実習
4年次
教職科目  
教科に関する科目(社会)
  • 産業福祉論Ⅰ・Ⅱ
  • 日本史概論Ⅰ・Ⅱ
  • 地誌学概論Ⅰ・Ⅱ
教科に関する科目(公民)
  • 産業福祉論Ⅰ・Ⅱ
専用教養科目
  • 学習心理学Ⅰ・Ⅱ
  • 視聴覚教育Ⅰ・Ⅱ
  • 人間関係論Ⅰ・Ⅱ
  • 放送教育Ⅰ・Ⅱ
  • 人文地理学Ⅱ
  • 自然地理学Ⅱ
  • 日本文化史研究Ⅰ・Ⅱ
実習
  • 教育実践演習(中・高)

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【 教育心理学研究法Ⅱ 】

3年 K・Sさん
大阪府立摂津高等学校出身

将来、スクールカウンセラーになりたいと思っていたのですが、教員免許状も同時に取得したいと思い、芦屋大学に入学しました。
「教育心理学研究法」は、まさにスクールカウンセラーに必須の知識を蓄えられる授業。学校における心理的現象や障がいに関することなど、様々なことを学ぶことができます。授業で理解できなかったことも、授業後に先生が質問をじっくり聞いて答えてくれるので助かっており、苦手な授業も頑張れています。大学で学ぶにつれ、病院のカウンセラーになりたいと希望の変化していきました。
今は資格取得の学びに力を入れています。自分のペースで学ぶことができ、充実した毎日です。

1週間の時間割モデル※2年後期

  Mon Tue Wed Thu Fri Sat

10:00~
11:30
法律学概論Ⅱ   スキルアップ 情報処理技法Ⅰ(表計算)   教育心理学研究法Ⅱ

12:10~
13:40
  教職総合演習Ⅰ-2(面接) キャリアデザインⅠ 倫理学概論Ⅱ 教育心理学実験Ⅱ 発達心理学Ⅱ

13:50~
15:20
日本教育史Ⅰ English CommunicationⅧ 経済学概論Ⅱ 英語コミュニケーション   教育心理学

15:30~
17:00
  教育方法学        



専門演習(ゼミ)
教育心理学・学校心理学に関する研究

教育心理学演習では、主に実験系の心理学を元にゼミを展開しています。
ゼミでは雑誌を読んで、そのまとめを発表してもらったり、討論したりしています。
最近では「児童心理」という雑誌を読んでいます。
例えば「動機づけの心理学」「自己肯定感を育てる」「レジリエントな子を育てる」あるいは「集団生活が苦手な子」など教育心理学に関係する分野の論文を中心に読んでいます。
心理学といえばカウンセリングのイメージが強いですが、心理学は、思ったより幅が広いです。例えば、ある学生は野球部で投手をしていたので「投手の心理」について研究しましたが、これは「コーチング」として不登校の生徒の指導に応用できます。