学位取得者の声・論文テーマ

学位取得者の声

中部学院大学
短期大学部准教授
Y・Mさん

大学教員になる前は障害者支援施設の生活支援員として勤務していました。その頃に関心のあった「知的障害者が示す行動問題への支援」がそのまま研究テーマになり、林知代教授(主査)の指導を受けながら学位論文を作成しました。(障害者支援施設における行動問題を示す知的障害者への積極的行動支援(PBS Positive Behavioral Support)の効果に関する研究)
林教授からは、研究者としてだけではなく、教育者として大切なことを学んだと感じています。林教授は、私の考えや意見を確認してから助言をするという姿勢でしたので、「常に寄り添っていただいている」という感じで、安心して指導を受けることができました。
芦屋大学大学院の魅力は研究者としてだけではなく、教育者として魅力のある先生方に出会えることだと思います。大学院選びに迷われている方は、芦屋大学大学院の門を叩いてみてはいかがでしょうか?

神戸芸術工科大学 芸術工学教育センター 教授
T・Tさん

2022年3月に芦屋大学大学院論文博士を授与されました。私は大学教員として教職課程の指導と運営に従事してきました。先輩教員からは、研究者として留学経験と学位取得が重要であると常にうかがっていました。私よりも若い研究者が学位を取得し活躍していることに鼓舞されて、私自身もこれまでの研究成果をまとめて世に問うてみたいという思いが強くありました。しかし日頃の仕事に追われ実現できずにいました。この度、芦屋大学大学院の三羽光彦教授、吉田隆夫教授にお世話になり、学位取得の機会を頂きました。予備論文受理から審査、公開発表直前に至るまで、細かな御指導をいただきました。丁寧な研究を継続的に進めていくこと、学術論文の内容としての独自性を踏まえ、簡潔にして正確な表現を心掛けることなどを学びました。御指導いただいた先生方に御礼申し上げます。

兵庫県立大学 環境人間学部 准教授
K・Tさん

私は中学校教員としての20年間、教育委員会生徒指導担当5年を経て、2012年から大学で勤務しています。私の専門は生徒指導で、特に「困っている子どもへの対応方法」で、主に教職を担当しています。
これまでの経験をもとに教育研究に取り組んでいましたが、昨今の子どもたちのインターネット問題は、既存の知見だけでは太刀打ちできない状況にまで発展していると感じ、芦屋大学博士課程で学ぶことを決意しました。
博士論文執筆のために昼夜を忘れて3年間取り組みましたが、先生方に熱心に指導いただき、納得のいく学びができ、本当に感謝しています。特にこれまでの教育学の中で培われてきた視点や、今の子どもたちを読み解くキーワードである承認欲求等に焦点を当てた論文に仕上げられたことは芦屋大学で学ぶことができたからこそだと感謝しております。

大阪教育大学 特任講師
S・Nさん

私は、修士課程で学んだことを活かし、中学校や高等学校の教員として現場で働いてきました。教科は、数学や情報を担当し、理論と実践の中で生徒たちとともに学び成長を共有してきました。また、現場で働きながら、ICT活用やプログラミングに関する実証研究も行っておりました。
そんな中、自身の更なる成長のため、博士課程へ進学を決めました。大学では、先生方の手厚いサポートを受けることができただけでなく、先生方やゼミの仲間と交流を深めることで、学問や研究におけるヒントを得たり、アドバイスを受けることができたため、大学内で新しいつながりを作ることはとても良い経験になりました。
最後に、これから大学院を目指す人達には、目標に向かって努力できる自分に合った環境を探すことをお勧めします。陰ながら応援しています。

 

論文テーマ(専攻名は2021年度当時)

【修士論文】教育学専攻 博士前期課程

・インクルーシブ社会における障がいのある教員-その存在価値を求めてー
・家族関係を通して見た内村鑑三の人間像に関する一考察
・介護における相互扶助から制度への変遷と今後の在り方
・大学生の悩みの種類および解決方法-日本と中国を比較して―
・特定少年の重大犯罪に関する一考察

【修士論文】教育学専攻 博士後期課程

・技術科における再生エネルギーを用いた学習モデルの研究-ソーラーカー題材を目指す授業実践を通した評価と課題-
・中学校技術科「エネルギー変換の技術」における問題解決型授業の提案
・2級自動車整備士養成課程における深い課題解決能力育成を目的とした包括的教材開発に関する研究
・学びをつなぐ技術科とカリキュラム・マネジメントに関する研究-材料と加工の技術における異校種連携の教材づくり―
・我が国におけるデータサイエンス教育の現状と展望
・技術教育専攻【青少年の自己肯定感を高めるための舞踊指導と教育技術の研究 教師指導資格とバレエ教室の運営に視点をあてて】

【博士論文】教育学専攻 博士後期課程

・日本の通信制大学院の現状と課題に関する研究-社会人入学の視点から-
・障害者支援施設における行動問題を示す知的障害者への積極的行動支援
・現代日本における子どもの生活とインターネットに関する教育学的考察-被承認欲求をめぐって-
・プログラミング的思考の向上を目的とした自己調整学習に関する実証研究
・「食育」に関する栄養学的視点からの一考察-日韓食育比較を通して-