教員紹介

様々な関心に応じて研究をサポートします。

青木 敦英 教授
担当科目
健康スポーツ教育学研究

主な研究テーマ

トレーニングの特異性に関する研究、スポーツパフォーマンスの向上に関する研究、健康・スポーツ科学に関する研究など

演習内容

競技力を向上させるためには体力の向上は欠かすことのできない要素である。体力を向上するためには、効果的なトレーニングや練習を行う必要があるが、そのためには原理・原則を踏まえたトレーニングや練習を行うことが重要である。しかしトレーニングにおいては、ほんの少しのトレーニング方法の違いがトレーニングの効果に大きな違いをもたらすことが知られている。本演習では自然科学分野の研究方法を用いながら、より効果的なトレーニング方法の開発や、健康を増進するための効果的な運動方法について探求していく。

安東 茂樹 特任教授
担当科目
技術科教育研究
教育学研究方法
技術科教育研究演習

主な研究テーマ

技術科教育の教材や指導法の在り方と子どもの能力形成に関する研究

演習内容

技術的能力の進展を目指す視点から「学校適応・基礎学力との関係」や「自己評価能力の変化」などの能力分析と、「授業づくり」や「教授過程の状態」などの指導法分析について論考し、教育の具現化を重視する観点から、中学校技術科の「ものづくり教育の充実」や「技術的能力を高める教材」などの教材研究について考究する。
近年は、子どものネット問題に通底する被承認欲求に関する研究や、技術教育の資質・能力に焦点を当てた能力形成の研究に従事している。

池田 聡 教授
担当科目
環境教育研究Ⅰ
人間環境研究
環境政策研究

主な研究テーマ

環境経営、キャリア開発、環境教育など

演習内容

人間社会を取り巻く様々な諸問題に関するテーマを自ら選択し、それらの諸問題を一視点からではなく、社会的環境・自然的環境・文化的環境の側面から考える。また、過去から現在そして未来に向かって連動する関連性に注目し研究する。
修士及び博士論文作成を最終目的とし、その過程において専門学会での研究報告、投稿論文等の研究指導をする。

石川 峻 准教授
担当科目
保健体育科教材研究Ⅰ
保健体育科教材研究Ⅱ

主な研究テーマ

ボールゲームの指導法

演習内容

体育授業のゴール型競技において、学習指導要領解説ではプレイヤーの人数、コートの広さ、用具、プレイ上の制限を工夫したゲームの必要性があげられている。また、それぞれの競技においても、目的に応じてルールを変更することは一般的である。本演習では体育授業や競技として行うボールゲームのより良い指導法の獲得に向けて、調査、測定、分析を行っていく。

石川 宗孝 特任教授
担当科目
環境技術研究
環境教育研究

主な研究テーマ

環境問題は古くて新しい問題でもある。とくに、持続可能な開発目標(SDGs)のなかでも環境関係は大きな位置を占めている。わが国では、環境問題は工業発展にともない明治から昭和にかけて問題が多く介在していた、その間、多くの環境対策が政府の指針としてあるいは技術的対策がなされ、今日に至っている。しかし、潜在的に残る環境分野も多く、今後も対策を講じなければ、ならない分野でもある。

演習内容

環境問題とは、大気、水、土、太陽光、生きものなどの環境にかかわる各要素を、人間活動によって破壊したり、多量に消費したり、大きな負荷をかけることで、地球全体のバランスが崩れて、地球環境など、様々な問題として定義されている。これらの様々な問題をテーマとして取り上げて、水質、大気汚染物など項目別に、環境基準値をクリアーできているか計算する。また、対策としてどのような手段とすべきかを論ずる。

大石 徹 教授
担当科目
地域文化研究
都市環境研究

主な研究テーマ

都市のモニュメント(記念碑、銅像、パブリック・アート)
米国の映画作家と「吟遊詩人」
ユニバーサル・ミュージアム(誰でも楽しめる博物館・美術館)
精神医療や介護制度をめぐる問題点

演習内容

都市の環境や生活を論じる名著は多い。演習では、そんな名著の輪読に基づいて討論する。取り上げるのは、『ストリート・コーナー・ソサエティ』、『社会学的想像力』、『ウィガン波止場への道』、『ハマータウンの野郎ども』、『イギリス炭鉱ストライキの群像』、『ライトの都市論』、『細雪』、『小出楢重随筆集』など。すぐれた本の力を借りながら深く考えれば、自分だけの力に頼る場合よりも、ずっと高いレヴェルまで進める。そういう深い思考を院生の論文作成にも結びつけてゆく。

阪本 美江 教授
担当科目
特別支援教育研究(制度と歴史)
教育学研究方法
特別研究Ⅰ・II(教育学演習)など

主な研究テーマ

特別支援教育史、「特別学級」史、学校歴史資料、「大正新教育」研究といった、特別支援教育史、教育思想史研究等を中心に行い、現代の教育問題や特別ニーズ教育学に関する研究にも取り組んでいる。「特別学級」史研究においては、『「劣等児」「特別学級」の思想と実践』(大空社出版、2021年。単著)を刊行。

演習内容

大学院博士前期課程では、自身の研究テーマにおける学術動向の把握や広範な学識の習得を目指す。博士後期課程では、学会発表、論文投稿に向けての指導を行いつつ、創造的かつ先端的で、豊かな学識を持った研究者の養成を目指す。研究のみならず、トータルで院生をサポートすることを目指している。

三羽 光彦 教育学研究科主任 特任教授
担当科目
教育学基礎研究
教育学演習
日本教育思想史
教育行政学

主な研究テーマ

これまで、『高等小学校制度史研究』、『六・三・三制の成立』などを出版。現在は、戦後教育改革のほか、農村自治と教育、全村教育、青年教育の歴史、などを研究。この3年間は学術振興会の科学研究費補助金を受け「青年師範学校教育の実証的研究」のため全国各地を回っています。

演習内容

今、人類は大きな曲がり角に直面しています。自国中心主義が横行するなかで、さらなる対立と競争を強めています。他方、さまざまな格差が拡大し課題が絶えないなか、深刻な貧困や悲しみのなかであえいでいる人々がたくさん存在しています。そんななかで、人々が生まれ、人生を築き、幸福に生活するとはどういうことなのか。教育は何のためにあるのか。現代の教育学にはそうした根源的な考察が求められています。「既成観念を取り払って、本質に立ち戻って考える」ことが必要となっています。授業では、院生各自の問題意識を大切にしながら「目からうろこが落ちる」研究を目指し、家庭的な雰囲気のなか、社会人学生や留学生たちと一緒に、教育という営為の本質的な研究に取り組んでいます。ぜひ一緒に学びあい、高めあいましょう。

中村 宏敏 教授
担当科目
情報教育研究Ⅱ

主な研究テーマ

コンピュータネットワークが専門で、ネットワークやセキュリティのことについて研究をしていますが、中学校技術科専修免許状を取得しており、中学校での教育経験もありますので、コンピュータ導入教育も研究テーマです。

演習内容

「0からシステムを考える」をテーマに過去には出席管理システムや音声合成ソフトや、動画編集をしながら、授業で使える教材研究を行っています。外部発信では、ホームページ活用も授業の中で行っています。

野口 聡 講師
担当科目
情報教育研究
情報数理研究

主な研究テーマ

教育工学が主な研究分野。小学校や中学校の授業をとおして、「分かる」、「理解」するための教授方法を研究している。現在は、人に教えるために書く文章生成モデルの開発をしている。

演習内容

演習内容は、教育調査・分析です。自分が良いと考える教育方法が、本当に良いものなのかデータを収集し、分析しなければ実証することができません。課題図書や論文の輪読をすることで、どのようなデータを収集し、分析することで論文につなげることができるのか学びます。

林 知代 特任教授
担当科目
臨床心理学研究 Ⅰ
臨床心理学研究 Ⅱ
学校カウンセリング研究 Ⅰ
学校カウンセリング研究 Ⅱ
特別研究 Ⅰ
特別研究 Ⅱ

主な研究テーマ

臨床心理学における理論と臨床実践の統合が主の研究テーマ。特に自閉スペクトラム症のクライアントを対象に、理論的には、乳幼児発達研究を含む現代自己心理学の間主観的理論に基づいた研究を行っている。臨床実践はその理論に基づいて、子どもから成人に至る心理的問題を抱える人たちに精神分析的アプローチによる心理療法の研究を深めている。

演習内容

演習内容は、臨床心理学の観点からテーマを探求する。指導論文の例としては「5か国8地域における養育者の意識比較-発達的視点から-」「色とパーソナリティの相関性-エゴグラムと色・光の三原色を通して-」「自尊感情に対する効果的なほめのアプローチに関する研究」などがある。

林 泰子 准教授
担当科目
情報倫理研究

主な研究テーマ

<研究分野>
情報教育、教育方法
<研究テーマ>
・情報倫理・情報モラル教育に関する実践研究
・道徳性認知発達段階理論を用いたアクティブラーニングの研究
・コミュニケーション能力の育成

演習内容

現代のICTやテクノロジの高度化社会において、「情報」の収集力・真偽の判断・分析力・発信力の違いが、社会の様相の変化に大きく関与している。そこに介在している「人」に着目して、情報倫理を法的・技術的観点および道徳的観点から探求する。
社会と情報に関する参考事例などの課題について、文献・資料・討議などをもとに広い視点と深い考えを修得していく。

福田 芳行 特任教授
担当科目
技術工学研究

主な研究テーマ

「都市型風車・エウロス」の実用化に向けた研究
『街角のそよ風で回り、発電する風車』を目指して2013年に「都市型風車エウロス」の実用化に向けた取り組みを始め、これまでに、尼崎市、京都市、神戸市、大津市で計15基の風車を設置し、稼働させている。

演習内容

近年、化石燃料を大量に消費し、多くのCO2を排出して成り立っている人間活動により、地球規模での温暖化が大きな問題になっており、早急な対策が求められている。こうした状況にあって、太陽光、風力、水力といった自然エネルギーの有効利用を実現する技術についての現状に目を向け、「エウロス」を研究教材として、都市環境における風力利用の可能性を探っていく。

藤本 光司 教授
担当科目
技術科教育課程論Ⅰ
技術科教育課程論Ⅱ
技術科教材研究Ⅰ
技術と人間形成
教育方法学特論

主な研究テーマ

教育方法学、教育工学、教材開発論、情報コミュニケーション、チームマネジメント論、高等教育の教学改善(初年次教育、キャリア教育)、『中学校技術・家庭科(技術分野)』文科省検定教科書の執筆

演習内容

本演習では、生徒たちが「この授業おもしろい、もっと学びたい」と感じさせるような教材開発や教育方法論を考えていきます。そのためには、教育現場を知ることが重要です。身近な学部生へのTA活動(Teaching Assistant)や学外フィールドワーク、さらには、附属幼稚園や芦屋学園中学・高等学校等との交流を通して、カリキュラムマネジメントの側面にもアプローチし実践的な研究を深めます。一方では、修士論文の執筆に向けて学会で発表して外部からの評価を受けます。専修免許状取得に向けて、教育現場で求められる高い実践力や指導力を身に着けて下さい。これから予測困難な時代を迎えようとしていますが、社会の変化を柔軟に受け止め、主体的に学び続ける姿勢が大切です。最後に“、いき(粋)な人”と呼ばれるような人間性を培ってほしいと願っています。

三浦 正樹 教授
担当科目
教育心理学
発達心理学

主な研究テーマ

教育心理学、神経心理学、感情の言語化メカニズム、左右大脳半球機能の相互作用

演習内容

社会環境や教育環境の変化に伴い教育心理学という学問の進展も著しい。いわゆる質的な研究や実践的・臨床的な研究が増加し、また内容の面においても学校心理学・特別支援教育などの分野が盛んになってきている。本演習ではこうした学問としての教育心理学の修士論文を書くための指導を行う。論文は『教育心理学研究』『発達心理学研究』などの専門誌に掲載されるレベルを目指す。

盛谷 亨 教授
担当科目
技術科教材研究Ⅱ
技術科教材開発

主な研究テーマ

技術科「情報に関する技術」分野における、コンピュータ制御を題材とした教材の研究。ソーラーカーの研究・開発。

演習内容

中学校 技術科各領域における既存教材の特徴や有用性を評価・研究し、教材製作・活用上の問題点や学習指導上の留意点を踏まえた独自の教材を考案する。

吉田 隆夫 特任教授
担当科目
生徒指導論
進路指導論
教育社会学

主な研究テーマ

主に生徒指導、進路指導、キャリア教育の研究に従事してきました。職業選択の問題やキャリアの問題に注目しております。大学院の講義では幅広く奥深く人間と社会の問題、教育の問題について講義をしたいと考えています。また大学院の院生さんと議論を深めることによって、院生さんがこれらの問題について理解していただくことを期待しています。

研究テーマのキーワード
職業指導 職業選択 進路指導 職業的発達 キャリア発達 自己理解 職業理解 経験 キャリア教育

渡 康彦 教授
担当科目
環境生物学研究
特別研究Ⅰ【環境生物学】
特別研究Ⅱ【環境生物学】

主な研究テーマ

昆虫の体内時計と季節適応

演習内容

生物はそれぞれ固有の適応様式を持っている。生物の季節適応の根幹をなしている光周性は、日の長さ(日長)を測って、長ければ春夏を、短ければ秋冬を予測していろんな反応を示すことである。日長を測る時計、光周時計には体内時計が関与している。本演習では昆虫の体内時計によってコントロールされている活動や羽化を調べることによって、昆虫の季節適応について考察していく。