やる気とは何だろう・・・
みなさん、こんにちは。教育相談所のカウンセラーです。今日は本学新入生のスポーツ交流会に参加してきました。新入生のみなさんが笑顔一杯で、ハツラツとドッチボールを楽しんでいるのを拝見し、元気を頂いてきました。
さて、新学期も始まり、授業もいよいよ中核的な内容に入りつつありますね。部活の場面では、夏の大会に向けて練習に励んでいるタイミングかもしれません。いよいよみなさんの目標に向かって、やる気いっぱいで前進していることでしょう。
さて、ここで質問です。みなさんの「やる気」って一体何でしょうか。え、そんなこと、考えたこと無いなぁ。「意気込み」「達成感」何となくニュアンスは分かるのだけど・・・。そんな感じではないでしょうか。
実は人の「やる気」というテーマは、古くから心理学者の間で研究されてきた、なかなか難しい内容なのです。
今回はある日本人学者が提唱する「やる気」の形を紹介しましょう。「やる気」は三分類できるというお話です。一つ目は、嬉しいとかワクワクするとか、自分の心で感じる「やる気」です。二つ目は、自分に任される、自分でやりたい事を決められる「やる気」です。そして三つ目は、ライバルに負けたくない、本来はこうあるべきだと言うような、何かとの差で感じる「やる気」になります。人間はこの三つの「やる気」を複数感じながら、力強く前に進むという話です。なるほど・・・。そう言われてみれば・・・と感じませんか。
みなさんの目標に対する行動に迷いが出たとき、何かの課題に直面した時、自分の「やる気」をこの三つの分類で言語化してみてください。言葉で表現することが大切です。きっと、自分では気が付かない何かが見えるでしょう。
一方、人間には「やる気」が出ないこともありますよね。心理学では「無力感」という言葉で研究され、これもまた深いお話になります。これについては、また別の機会でお話してみましょう。どうしても「やる気」が出ないとき、私たちカウンセラーが火、木曜日に親切にサポートいたします。是非カウンセリングの門を叩いてみてくださいね。