臨床教育学部 児童教育学科 令和8(2026)年度以降の学生募集停止について
平素より本学の教育・研究活動にご理解とご協力を賜りまして、誠にありがとうございます。
この度、学校法人芦屋学園は、理事会において、臨床教育学部 児童教育学科の令和8(2026)年度以降の学生募集停止を決定し、文部科学省へ募集停止の報告を提出いたしました。
芦屋大学は、昭和48(1973)年の設置以来、建学の精神のもと、高度な実践力を備えた教育者の育成に努め、これまで数多くの幼稚園教諭・小学校教諭を輩出してまいりました。しかしながら、近年の少子化や受験生の志向の変化により、児童教育学科の入学定員を大幅に下回る状況が続いておりました。
入学者確保のため、高校訪問や体験授業、附属幼稚園との連携強化、保育士養成施設の設置など、様々な取り組みを実施してまいりましたが、兵庫県内および近隣地域における競合大学の増加や、女子大学の共学化の影響もあり、令和3(2021)年度から令和7(2025)年度までの入学者充足率の平均は44.4%と低迷し、改善が困難な状況に至りました。
このような状況を鑑み、慎重に検討を重ねた結果、令和8(2026)年度以降、児童教育学科の募集を停止する決定をいたしました。本学としても苦渋の選択ではございますが、受験生の皆様ならびに在学生、保護者、卒業生、関係者の皆様方におかれましては、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
児童教育学科は募集停止となりますが、令和7(2025)年4月に入学された新入生を含め、当該学科の在学生が全員卒業するまでの間は責任を持って教育研究の指導、学修支援、教員免許や資格の取得、就職等の指導・支援に万全を期して取り組んでまいります。
なお、存続する臨床教育学部 教育学科と経営教育学部 経営教育学科は、「人それぞれに天職に生きる」の建学の精神のもと、時代の変化に対応しながら、社会が求める知識・技術を備えた人材の育成に取り組んでまいります。本学の教育理念は不変であり、学生一人ひとりの可能性を最大限に引き出す教育環境の充実を図るとともに、地域・社会への貢献を続けてまいります。
今後とも、皆様の温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2025年5月16日
学校法人 芦屋学園 理事長 山田英男
芦屋大学 学 長 窪田幸子