学長メッセージ

2020年04月28日

 令和2年4月28日
芦屋大学 学長
比嘉 悟

在学生の皆さんへ「贈る言葉」―学び続け新しい自分を発見しよう!!―

芦屋大学の皆さん、お元気でお過ごしのことと思います。現在、新型コロナウィルスにより、自宅待機を強いられている皆さんに申し訳なく思っています。
 このような状況ではありますが、自宅で「学ぶ」ことを続けて下さい。学びを忘れたら成長が止まります。皆さんは、「天職」を見つけ、育てるためにも学び続けることが必要です。今、社会では、自ら学びに向かう力、言葉を換えれば自主性が求められています。さらに、人と支え合って、社会に貢献出来、自分自身の生き方を貫くためにも、学び続けることは不可欠です。学ぶことは、「人」「体験」「読書」の3つからと考えています。このような閉塞された環境で、自分を鍛え、学んでいくには、読書が最適ではないでしょうか。読書を通して、「人」「体験」について学べます。
 まず、「人」についてですが、「先人」や「現代人」の生き方や考え方を間接的に学べます。次に、「体験」は読書では実体験は叶いませんが、疑似体験が可能です。例えば、歴史上の人物の徳川家康や豊臣秀吉などの生き方も間接的に学べます。
 私の体験から、読書は自分をつくり、鍛え、人としての幅を拡げてくれ、失敗した時には優しく励ましてもくれました。また、人生では決断する時が沢山あり、その時の「判断力」の材料にもなりました。さらに、読書後の簡単な感想文を書くことにより、思考力も培い、文章力も養えたように思います。最終的には、人間としての生き方、「自分らしく生きる力」にもなりました。
 今の状況下では本屋さんに行けませんので、自宅にある書物を読み返しており、皆さんにお薦めしたい本をご紹介します。タイトルが赤字のものは、本学の図書館にもありますのでぜひ読んでみてください。

教育フォーラム65
「人間力の育成 人間教育をどう進めるか」

梶田 叡一責任編集

日本人間教育学会編 金子書房

読書力

齋藤 孝

岩波新書

死ぬほど読書

丹羽 宇一郎

幻冬舎新書

読書という荒野

見城 徹

幻冬舎

「学力」の経済力

中室 牧子

Discover

私が日本に住み続ける15の理由

ケント・ギルバード

白秋社

むずかしいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを面白く

永 六輔

毎日新聞出版

 私は、今、授業の準備や学事の検討をしています。さらに、テレビでトレーニング方法が映像で流されているので、ラジオ体操やウォーキングなどで健康の維持・増進を心がけています。脳も心も体も鍛えましょう。
 さあ皆さん、ピンチはチャンスと捉え、お互いに、新しく自分を発見しましょう。
 何か相談ごとがありましたら、遠慮なく私を含む教職員に連絡し、相談して下さい。私たちは、皆さんの応援団です。