Ashiya Topics 技術・情報教員養成コース(技術科教職科目における体験的学習) 経営教育学科④

Ashiya Topics は、芦屋大学の様々な取り組みについてご紹介しています。
今回は、経営教育学科 技術・情報教員養成コース についてお届けします。


技術・情報教員養成コース(技術科教職科目における体験的学習)

 経営教育学科 技術・情報教員養成コースでは、中学校教諭一種免許状(技術)、高等学校教諭一種免許状(情報)の取得が可能です。特に技術科の免許が取得できるのは、兵庫県の私立大学では芦屋大学のみとなります。

 今回は「技術科教職科目における体験的学習」の取り組みをご紹介します。

◇技術科教職科目
【前期】
1.「技術科教材研究」 シラバス
 技術科教育の教材研究の在り方について講義します。具体的な教材研究や教材開発の方法について学習するとともに、教師としての実践力を高めるために体験的学習をあらゆる場面で取り入れています。その具現化として、教材会社のキット教材「Bluetoothスピーカー癒しの製作」(写真1.2)と、金属加工の学習として「ボイラー船の製作」(写真3.4.5)を行いました。

写真1.スピーカー癒し製作風景1         

写真2.スピーカー癒し製作風景2

写真3.ボイラー船の製作1
  
写真4.ボイラー船の製作2

写真5.ボイラー船の製作3
         


2.「演習Ⅱ(技術教育の課題と問題解決)」 シラバス
 教材会社を訪問して、卒論研究の聞取り調査と資料収集(写真6)を実施しました。

写真6.会社訪問して聞取り調査




【後期】
3.「木材加工の教育」 シラバス
 バルサ材とスチレンペーパーを用いた「飛行機作り」(写真7.8.9)と、木材によるきれいな音色が出る「楽器の製作」(写真10)を予定しています。

写真7.飛行機の製作風景

写真8.バルサとスチレンペーパー

写真9.完成した飛行機                

写真10.楽器の製作



4.「技術科総合演習」 シラバス
 金属の鋳造学習として低融合金鋳造キットによる「オリジナルキーホルダーの製作」を予定しています。

5.「中等教科教育法Ⅱ(技術)」 シラバ
 他大学と教育委員会から講師を招聘し、「若者のネット依存の現状とその対応や指導の在り方」「中学校技術科教員として求める資質・能力」についての講義を予定しています。


 このように講義や演習の授業で、技術科の教員として有効な実践力を育むために体験的な学習の充実に努めています。その成果として、教材の製作等、体験的学習を実施すると、どの学生も積極的に意欲的に取り組む姿勢がみられるようになりました。日頃、受け身がちで依存傾向の高い学生が、自ら進んで自己課題を見つけそれを克服する強い活動や態度が概観されました。また、感想やまとめで、ほとんど学生が「体験的な学習が楽しくやりがいがある」など、肯定的な感想を述べています。

◇教員からのメッセージ
 技術科教育は、中学生の学ぶ喜びや学ぶ楽しさを直に感じ取れるやりがいのある内容が満載です。ぜひ、将来の技術科教員を目指して、一緒に勉強しましょう!

        
        安東 茂樹 ANDOU, Shigeki
    経営教育学部 経営教育学科 特任教授
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