【児童教育学科】福山ゼミの学生が芦屋市役所内の「芦屋カフェ」でインタビューを行いました

 2024年4月から民間の事業所にも合理的配慮が義務化されました
それを受けて特別支援教育ゼミでは、芦屋大学の合理的配慮について健康管理センターの方へインタビューをしました。インタビューを通して、大学の各部署が連携しながら合理的配慮を提供していること、座席の位置・レポート提出期限の延長・スマホで写真撮影など自分から授業担当者に事情を話して合理的配慮の提供がなされていることがわかりました。


 芦屋市には合理的配慮を進めるための自治体の取組として「芦屋市合理的配慮の提供支援に係る助成事業」があります。具体的には「点字メニュー」、「音声チラシ」、「筆談ボード」、「折りたたみ式スロープ」を設置するための助成金が利用できることがわかりました。
 
 また、芦屋市は「障害のある人が安心して利用することができるお店を「芦屋市みんなにやさしいお店」として登録しています。「やさしいお店」にはピクトグラム(スロープ・てすり・手話ができる)などが掲示してあります。
 
 そこで特別支援教育ゼミは、芦屋市役所内の障害のある人たちが働いている「芦屋カフェ」に行き、責任者の江藤さんに「仕事のやりがい」,「お客様の声」,「取り組みをはじめたきっかけ」,「芦屋カフェで行っている工夫」、「やさしいおみせとしてたいせつにしていること」、「芦屋カフェで提供している合理的配慮」などを伺いました。
 
 インタビューを通して,障害のあるなしにかかわらずたくさんの市民の方が自然に足を運んでくれることによりいろんな人との出会いがあること、気軽に休める場所となっていることがわかりました。
そして芦屋カフェを通して、障害のある人がはたらく、社会と接していることの大切さを知ってほしいと強く願っておられることが深く伝わってきました。


インタビューを終えた学生の感想

 芦屋カフェで働いている人たちの支援や対応や接し方もどれも感動しました。障害を抱えているスタッフさんや障害を抱えているお客様にも丁寧な対応をしていると思いました。
 また芦屋市長も常連客として通っており時々商品を購入しているそうです。これらの事を聞いて感じたことは、芦屋カフェは芦屋市の人たちに愛されており江藤さんの人柄もあって成り立っているものだと思いました。

 初めて障害者と一緒に仕事が出来るところがあることを知りました。障害者の方達と一緒に仕事をしているとき、毎日いろんなことが起こるので、大変になるけど心の中では思わないようにすること、それが大切なことが分かりました。
 もし障害者たちと関わるときがあれば優しく関わっていきたいと思いました。そして日本の全国で障害者たちも働ける場所が増えていったら障害のある方たちも社会参加がもっとできると思います。
 
 
お忙しい中、インタビューに快く応じてくださった芦屋カフェの江藤さんに心より感謝いたします。