令和7年度 第59回学位記授与式を挙行しました


令和8年3月7日(土)、本学 福山記念館Aホールにて、
芦屋大学大学院・芦屋大学の学位記授与式を挙行されました。



来賓の髙島崚輔芦屋市長に祝辞をいただき、


授与式に続き、学長より卒業生一人ひとりに学位記が授与されました。


終了後、ホテルヒューイット甲子園に移動し謝恩会が執り行われました。



本学での学び、教職員や友人との出会いを財産にし、
社会で活躍されることを心よりお祈り申し上げます。
ご卒業の皆様、保護者の皆様、このたびは誠におめでとうございます。
教職員一同、皆様のご活躍を心より祈念いたしております。
令和7年度 学位記授与式 学長式辞
春のそよ風を感じるこの日に、学位記授与式をむかえられた芦屋大学大学院修了生、芦屋大学卒業生の皆さま、本日はご卒業おめでとうございます。この日を迎えることができたのは、皆さまが目標に向かって着実に歩み続けてきた努力の賜物です。心から皆さまを誇りに思います。
これまで皆さまをいつくしみ、この晴れの日を心待ちにしておられた保護者、ご家族、ご友人の皆さま方にも心からお祝いを申し上げます。卒業生の皆さまの背後には、常に支えてくれた多くの人々がおられたことを決して忘れないでいていただきたいと思います。そして、本日、ご出席を賜っておりますご来賓の方々にも心より御礼申し上げます。
学生生活において、皆さまが講義やゼミ活動、クラブ活動に力を籠め、学園祭やスポーツ交流会などを主体的に運営されてきた姿を間近で見てきました。皆さまが、思いをこめて芦屋大学の毎日を作り上げていることに接し、素晴らしい!と感激する4年間でした。学生時代の経験を力に、各々の輝かしい未来に向けて羽ばたいていただきたいと思います。
しかし一方、皆さまがこれから進んでいく未来は、多くの大きな困難をかかえます。イランとアメリカが戦争状態に入り、ウクライナとロシアの紛争はいまも終わりが見えません。気候変動による災害の激甚化、超高齢化、経済的不況、さらにとどまることのない自然破壊は、いつまたパンデミックを現実のものとするかもしれません。とても不安定な未来です。そのような「どうしようもない」状況を目前とすると、私を含め誰しもが、「私たちには何もできない」という無力感にさいなまれてしまい、行動をあきらめてしまいます。
先日、4年生の最終講話で、私が心より敬愛する研究者、ジェーン・グドール氏のことをお話ししました。彼女は、昨年10月に91歳で亡くなりました。アフリカでチンパンジーの調査研究をし、その高い知能と文化の存在を明らかにした世界的に有名な霊長類学者で、80年代後半には環境問題への理解を広げる活動に舵を切り、国連平和大使として、亡くなる直前まで年間300日を超える世界中での講演活動をこなし、野生動物の危機、環境問題、そして世界に希望があることの理由を力づよく語り続けました。彼女の残したメッセージは数多いのですが、私が最も心をうごかされたのは「無力感を感じる時こそ行動する」べきである、という言葉でした。彼女は、決して希望を捨てませんでした。人間の知力と自然の回復力、そして若者のエネルギーを強く信じ、若者のためのプロジェクトを動かし、「誰でもが影響を与えることができる」「私たちの行動が変化をもたらす」ことを世界に届け続けたのでした。
私たちも、自分の「行動」が希望の持てる未来を創ると強く信じましょう。それこそが我々の未来に希望をともします。皆さまのこれからの人生が、輝きに満ち、幸多いものとなりますことを心からお祈りし、私の式辞とさせていただきます。
令和8年3月7日
学長 窪田 幸子






