Ashiya Topics ライティング・ルーブリック 教育学科⑩

Ashiya Topics は、芦屋大学の様々な取り組みについてご紹介しています。
今回は、教育学科のライティング・ルーブリックについてご覧いただきます。

ライティング・ルーブリック
 教育学科では、ライティング・ルーブリックによる指導・評価を行っています。ルーブリックとは学習を評価するための指針のことです。ルーブリックを効果的に用いることで、学生は何をどのように評価されるのかを明確に知ることができ、学びに役立ちます。また、教員はレポートなどの評価指標が曖昧になる課題に対して、明確かつ公正な評価を行うことができます。


教育学科 ライティング・ルーブリック.pdf

 このライティング・ルーブリックでは、項目ごとに「レベル0」から「レベル3」までの判断基準を定めています。初年次教育では、「字数」「誤字脱字」「論旨」など、文章を書く上での基本ルールの習得から始め、2年次以降は、「資料の収集」「全体の構成」「文章表現」など卒業論文を作成できるまでのレベルに到達することを目標としています。

 ルーブリックが近年注目を集めるようになった背景は、教育改革によってアクティブ・ラーニングが重視されるようになったためです。従来のようなテストの点数だけで成績が決まる「知識重視の教育」から、「知識に加えて、思考力や判断力を重視した教育」に変わってきたことにあります。


◇授業での活用例

「宗教学概論Ⅱ」 シラバス
①講義


          
②ライティング・ルーブリックについての説明




          
③レポート作成





 この授業では、神道や日本の仏教、新宗教などがどのように展開したか、同時に関連する主要な人物や出来事について講義します。毎週レポートが課され、成績は課題レポートと期末試験の合計で判定されます。この日は「SNSから生まれる新たな信仰」をテーマに課題が出されました。

 授業では課題の取り組み方やライティング・ルーブリックについてのガイダンスを行い、学生がそれを理解した上でレポートに取り組み、教員は基準に沿った評価を行うことを目指しています。


◇担当教員紹介

杉島 威一郎 SUGISHIMA, Iichiro
臨床教育学部 教育学科  教授

臨床教育学部長
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次回の Ashiya Topics にもご期待ください。
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