Ashiya Topics 学校訪問(インターンシップ) 教育学科➀

Ashiya Topics では、芦屋大学の様々な取り組みについてご紹介していきます。
第1弾として、教育学科の「学校訪問(インターンシップ)」を取り上げます。

学校訪問(インターンシップ)
教育学科の「専門演習Ⅰ」(奥野ゼミ)では、7月に「学校訪問(インターンシップ)」を行いました。教員志望のゼミ生7名が神戸市立本山中学校に訪問させていただきました。座談会形式で学生の一人が司会を務め、現場の先生から教員の日常や学生が持つ疑問についてお話を伺うことができました。学生たちは教育現場の声をお聞きすることができ、とても有意義な時間を過ごしました。

正面から向き合ってくださった甲斐先生


<学生の報告書(一部抜粋)>
○教員を目指していく上で必要な資質や能力を知ることができ、皆それぞれが抱えている「自分は教師に向いているのか」「実際に教師の仕事はどれほど過酷なのか」といった不安要素を少しでも解消できたと思います。甲斐先生のお言葉で印象に残ったのは、「生徒をしっかり見ておく、理解する、認めてあげる」というものでした。頭ごなしに否定するよりも褒めて伸ばすといったやり方が大切なのだと思いました。 (K・Aさん、英真学園高校卒)

○今回の学校訪問で特に印象に残っている言葉があります。それは甲斐先生がおっしゃった「自分が苦手だと感じることは、将来教師になった時に武器になる」という言葉です。教師として教える立場になった時に、自分が分かっていても生徒がなぜ分からないかが分からないという場面に遭遇することがある。その時に自分が苦手だと、その生徒はここでつまずいているのだろうなと、寄り添うことができるということです。それを聞いてから私は苦手なことに対して前向きに考えることができるようになりました。 (I・Eさん、小野田高校卒)

○これまで部活動や様々な場面で司会の経験がありましたが、学校訪問で司会を担当させていただいたのは初めてで、当日はとても緊張しました。他のメンバーと違い、一番近い場所で先生のお話をお聞きできたことに喜びを感じています。 甲斐先生は質問に対し丁寧に答えてくださいました。この経験を糧に教職という夢に向けて邁進していきたいと思います。(K・Rさん、英真学園高校卒)

○教師というものはやはり授業が大切である。だからこそ、自分が教える教科の知識の重要性は高い。基本的知識は勿論のこと、質の高い授業を実施するためには、それ以上の知識を身に付ける必要があると感じた。また、子どもたちとのコミュニケーションを図るための能力や先生同士の関係性も重要で、他人を大切にする・思いやるというような人間的に本来大切なことが、教師になるとより大切になることがわかった。 (H・T、上宮高校卒)

真剣なまなざしで質問する学生


懸命にメモをとる学生


<担当教員後記>

 この専門演習を立ち上げる計画を練っているときから、実施したかったのが学校訪問(インターンシップ)でした。教室の理屈や理論だけでなく、「学校現場における教員の日常、そして本物の空気」を学生たちに垣間見せたかったのです。そのことにより、これまでの「学び」をより実践的・主体的に高めていけるようにと企画しました。さらに、教員志望に対するより強固な意欲・意思を高め、次年度の教育実習を、期間中決して「受け身」ではなく主体的に終えることができるようにと願ってのことでした。
 学校訪問(インターンシップ)の手ごたえについては、一人ひとりの学生たちの感想をご覧頂ければと思います。訪問前は一抹の不安もありましたが、学生たちは現場の先生の受け答えをみつめ、メモを取っていました。そして、この受け答えを引き出していったのは、学生たち自身だったのです。
 このような企画にご賛同、お力添えをいただきました神戸市教育委員会、神戸市立本山中学校の先生方には心より感謝申し上げます。

【担当教員】
奥野 拓司    OKUNO,Takuji
臨床教育学部 教育学科 准教授





〈略歴〉
神戸市立中学校教諭(社会科担当)、神戸市総合教育センター研修専門員・指導主事・研修室長、神戸市教育委員会 新構想高校(六甲アイランド高校)開設準備室指導主事、神戸市教育委員会 指導第1課生徒指導係指導主事、神戸市立中学校教頭・校長
※詳細はこちら

今後の Ashiya Topics にもご期待ください。

さらに芦屋大学をお知りになりたい方は、オープンキャンパスへ!
教育学科紹介動画はこちら

 芦屋大学 入試広報部