Ashiya Topics 「芦屋大学 公開講座」 地域連携/児童教育学科⑥

Ashiya Topics は、芦屋大学の様々な取り組みについてご紹介しています。
今回は、地域連携の一環として開催している「芦屋大学 公開講座」についてご覧いただきます。

「芦屋大学 公開講座」開講
 3月4日(土)に芦屋市民センターにおいて『芦屋大学 公開講座』(芦屋大学・芦屋市立公民館 主催)を開催しました。今回は、芦屋大学 臨床教育学部 児童教育学科 准教授の毛利 康人先生が「SDGsについて考えてみよう!」というテーマで講演を行いました。

   

 「SDGsはテレビやマスコミでよく聞くけれど、詳しくは知らない、環境問題のことだと思っている」という方も多いのが現状です。今回は 「SDGs」の概要や17のゴールについて、一つずつ丁寧な解説が行われました。


 冒頭では趣味のマラソンの話などを交えながら、身近なところにある自然や環境についてのお話がありました。また、1992年にブラジル、リオ・デ・ジャネイロで開かれた国連の地球環境サミットで当時12歳だったカナダ人の少女が行った伝説のスピーチの動画を視聴したところ、参加者のみなさんは少女の訴えに胸を打たれたようです。
スピーチ動画(YouTube 国連広報センター)

   

 「これからの私たちの暮らしをみんなで一緒に考えていけたら」というスタンスで、終始アットホームな雰囲気の中、講演は進められました。毛利先生がかつて小学校で携わった「親子環境教室」で6年生が行った環境問題に関する研究についても、芦屋大学 児童教育学科の学生2名が代読する形で紹介されました。

   

 最後に「みなさんが興味のある目標・気になる目標は? どんな行動をしようと考えていますか?」という質問が、参加者に投げかけられました。ご年配の方も多かったため、それぞれがこれまでの経験に基づいて「SDGs」や様々な社会問題についてしっかりとしたご意見をお持ちで、実際に心掛けている行動についてもお聞かせいただくことができました。「これらすべての目標を達成するためには、教育の果たす役割が大きい、小学校から高等教育まですべての教育機関にかかっている」というご意見もあり、芦屋学園としても参考にすべきであると感じました。

   

 芦屋大学は、2016年8月に「芦屋市・芦屋市教育委員会と芦屋学園・芦屋大学との包括的連携に関する協定書」を締結しました。この協定は、スポーツ・文化・芸術・地域人材の育成・教育の分野等で相互に協力し、地域社会の発展と人材の育成に寄与することを目的としています。
 今後も芦屋市や阪神間の方々に愛される大学を目指して、地域との連携に取り組んでいく予定です。



【講師紹介】
 
毛利 康人 MOURI, Yasuhito
臨床教育学部 児童教育学科主任
准教授
≪プロフィール≫

 奈良市公立小学校長・幼稚園長、奈良市教育委員会を経て、大学教員へ。研究はESD(持続発展教育)、SDGs、環境教育、理科、生活科教育など幅広い。市民ランナーとしてフルマラソンを11回完走。小学校への出前授業、教員・保護者への講演などに取り組む。大学で楽しく授業、学生のボランティア活動も支援している。
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【次回予定】
 日時 2023年3月24日(金) 14:00~15:30

 講師 芦屋大学 臨床教育学部 教育学科 教授 大石 徹 先生
 テーマ 「映画とはニコラス・レイのことだ -芸術としての教育をめぐって」
 公開講座pdf
 


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