期間:平成21年度から平成23年度
芦屋大学では、学生一人ひとりと教員や大学スタッフがきめ細やかにふれ合い、入学から卒業までを総合的にサポートする「少人数制教育」を実施しています。
この少人数制教育を、更に拡充・発展させるため、平成21年度文部科学省「大学教育・学生支援推進事業【テーマB】学生支援推進プログラム」に「教職員協動による学生リアルタイムサポート体制の構築と実施」を申請し、採択されました。文部科学省補助期間終了後も継続してこの取組を推進しています。内容は以下の通りです。
※教職員協動・・・ |
一般的には「教職員協働」という表現が使用されますが、本プログラムにおいては、「働く」というニュアンスよりも更にアクティブに学生のために「動く」という意味を込め、この「教職員協動」を用いています。 |
目的と必要性
「学生のキャリア構築を支援するために、適切かつ迅速なアドバイスや情報提供を行う体制をつくる」
本学では、学生部・教務部・キャリア支援センター・ビジネス研究センターなどの複数の職員が学生アドバイザーとなることで、全時間対応を可能にするとともに生活指導面を強化し、教員と職員が協働して学生指導と相談にあたる体制を敷いています。しかしながら、学生が在学中に抱える問題は1つとは限らず、キャリア構築や進路決定など重大な意思決定に関わる相談も多いことから、より適切かつ迅速なアドバイスや情報提供が必要となっています。
そこで本取組では、相談履歴や指導データを学生ごとに蓄積し、教職員間で情報共有できるシステムと体制をつくり、これにより教職員の教育指導力を高めます。また携帯電話等のITツールを活用した相談システムを構築することで、学生からの相談に対して可能な限りタイムリーに対応できる環境を整え、よりきめ細やかな学生支援を行うことを目的としています。